バイト編【12】

2006年02月12日 01:56

バイト編【12】


×月◎日。

普段土日は家族連れのお客様が多く、商品が飛ぶように売れて忙しいんですが
今日は全然。閑古鳥が鳴いています。
日差しも暖かでお昼寝したい気分です。

あまりにも暇なので店長の計らいで
パートさん達は貴重な休日を家族と過ごす為に早々に帰っていきました。

店長は念のため休憩室で待機。
お店の方はバイトさん数人で内職に精を出していました。

最近来客チャイムが鳴って自動ドアが開閉するのに
肝心のお客様が見当たらないということが頻繁に起きていました。
そんな話をしながら内職をしていた時


ピロリロリロ〜ン♪

「いらっしゃいませ〜!」
従業員一同、弾かれた様に一斉に言いました。

私は接客をするべくレジの方へ走って行きました。

え・・・誰もいない? また・・・?

後ろに振り返って調理場にいる他のバイトさん達に言いました。

「誰もいないよ〜。」

近くに居たバイトさんがレジの所に様子を見に来ました。
2人で一緒にカウンターの向こう側を覗き込んでいた時でした。


突然カウンターの向こうから頭がにょきっと飛び出したのです。

2人とも思わず後ろに跳び退りました。



小さな女の子でした。

小さい子だったのでカウンター(ショーウィンドウ)の陰になって
見えなかっただけでした。
正面に停めた車からその子の家族がぞろぞろと降りて
お店に入って来るのが見えました。



お会計が終わり再びお客様が誰もいなくなってから
驚いたよね〜!と、
また誰もいないのに自動ドアが反応する話で盛り上がり
外を走っている車に反射した光に自動ドアが反応するんじゃないかとか
いろいろ説はありましたけど結局のところ、分からずじまいでした。